病のリスク💧

少し前のことだが、朝のラジオで放送されていて、今までの自分の考えを改めなければと思ったことがある。

癌の発症は、遺伝的な要素は10%で残りの90%は後天的なものだそうだ。

今や2人に1人は癌になり、3人に1人は亡くなる時代。
日本人の平均寿命は長いので、本当の高齢者になった場合は、病の原因に関しては、様々な要素があると思うので、正確には人それぞれだと思っていた。
ただ、それらを精査して私は以前から、一般的な病気の原因は、遺伝的な先天性の部分が半分。これはもう仕方が無い。宿命な訳だ。
そして残りの半分は後天的な部分。つまりは自分のせいである。と考えてきた。
これは「頭の良し悪し」や、「運動神経」、または「音楽」などの分野でもそう思っていれば間違いない(納得しやすい)と思い、主に患者さんなどに話をしてきた。

ところが、最近の医学や科学の発達によって様々なことが明らかになり、癌に関して遺伝の要素がたったの10%しかない。そうなると他のあらゆる病に関しても知りたい所だが、まだまだ時間が掛かるだろう。例えば高血圧などの血管系の疾患はどうなのか?心疾患や腎疾患はどうなのだろう?

それに私がこの業界にいてつくづく実感することだが、例えば頭痛や肩こり、腰痛、猫背、なども遺伝的な要素がある程度あると思っていた。特にそういった症状で若い頃から悩まされている方は、両親のどちらかが同じような症状があることが多いからだ。しかし癌が10%となると、それらの遺伝的な数値も下がるのだろうか?

日頃の生活習慣がいかに大切なのか、良くわかる話である。

ちなみに前述した「頭の良し悪し」「運動神経」「音楽」に関して、ここ数年に発表された研究によれば、どちらも遺伝的な要素は80%はあるそうだ。努力の部分は20%あればよい方。癌とはほとんど逆である・・・(T_T)
つまり凡人は、どれだけ努力をしても、素質に恵まれた人間がちょっと本気になれば敵いっこないということだ。確かにプロなどトップの人間を見ていればそう思う。

これは驚きとは反対に激しく納得する話だ・・・(@_@)。

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