アフター?With?コロナ

GWらしくないGWが終わったが、政府の緊急事態宣言解除は予想通り延長した。

もっと早く宣言していれば5月6日で解除出来ていたかも知れないのに・・・と言っても後の祭りだ。
新たな感染者がほとんど出ていない地方は徐々に緩和していく傾向にあり、ようやく少しづつではあるが元の生活に戻っていける気配がしている。
ただこの三重県は知事が慎重派なのでまだ先になりそうだ。
それもそうだろう。せっかく2週間以上の間、新たな感染者は出ていないのを良い事に、気を緩めてしまうのはとても危うい。それを懸念してだろう。
何せこの三重県は伊勢神宮を始め、鈴鹿サーキットや長島リゾート施設など、県外から訪れる方が多いので、それが原因で三重県が感染源となってしまっては元の木阿弥だ。(詳しくは鈴木知事のFacebookをフォローして頂くとすぐ分かる。結構頻繁に更新して頂いているので県民としてはとても頼りになる。)

そのような事柄を考えると、規制緩和を始めた地方は大丈夫なのか?
今の北海道に様に再び感染者が増加する地域も出てくるだろう。一番怖いのは自粛で蓄積したストレスを発散する為に人々が各地に出かけてしまうことだ。

政府が対策をのらりくらりとやっていたのは、1つに国民が集団免疫を獲得することを期待していたのもある、と言われている。
しかし集団免疫となると、全人口の6~7割は感染し、そこから回復しない事には獲得したとは言えない。それを待っていたら医療機関はパンクするし、多くの犠牲者が出る。
今回、封鎖や自粛も行わず、集団免疫を獲得するスウェーデンの対策が注目を浴びているが、他のヨーロッパ諸国と比較してもコロナ関連の数字(感染者数や死亡率など)は似たようなものだ。そうなるとヨーロッパの他の国が都市封鎖を何週間も行った意味は何だったんだろうか?と思ってしまう。
しかし日本とスウェーデンでは人口密度が違うし、そもそも福祉の充実度が違い過ぎる。そして何と言っても死生観が異なる。
基本的にスウェーデンは胃ろうや中心静脈栄養などの延命措置をほとんど行わない国だ。根本的に終末医療に対する考え方やアプローチは日本と異なる。しかし平均寿命がこの日本と大して変わらない。
何故か?
薬にあまり頼らず、人間の生命力や治癒力を最大限生かすことを常に考えるからだ。
そうなると日本の終末医療は何だろうか?とさえ考える。

従ってスウェーデンと死生観の異なるこの日本が、集団免疫を獲得するというのは、ほんの2~3ケ月やそこらで出来るものではない。数年単位でないと不可能だ。ということを最近学んだ。
実は私らはすでに免疫を獲得しているのかも知れないが・・・( ̄▽ ̄)

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