緊急事態宣言後・・・(‘;’)

欧州や東南アジアでは新型コロナウイルスは収束に向かっているが、ここに来て主要な世界各国から「自粛」だけという手段のみで、諸外国並みの大規模な規制を行わなかった日本が、欧米と比較して、ナゼ被害を食い止めることが出来たのか?が話題になっている。

もちろん自粛と言う名の「自制心」の要請だけで、大半は大人しくしていることが出来る国民性もあるが、他の要因として、「清潔である」、「マスクをする」、「握手やハグやキスをしない」、「家では靴を脱ぐ」、「BCGの予防接種をしている」、など挙げられている。
更に最近は「日本語の発音が飛沫を飛ばしにくい」、「肥満が少ない」などあるようだ。

ウイルスの感染経路は様々なことが言われている。
個人的には、手にウイルスが付いた状態で、眼や口などを触れることによって感染しているケースが多いと思う。人それぞれにクセがあるが、意外と眼や口など顔のパーツを何気なく触っていることは多い。あとは飛沫感染で直接または間接的に体内に取り込んでしまうケースだろう。これはお互いにマスクをしていれば相当防ぐことが出来る。
空気感染も言われているが、もしそうなら都心の満員電車などは大クラスターの発生場所となっているはずだが、そこまででは無かったように思う。(但し、東京、大阪と比べて愛知の感染者が少なかったのは車通勤が多かったからという説もある)

いずれにしてもそろそろ首都圏も解除になりそうなので、「憎っくき新型コロナに日本は勝利目前!」的な感じとなり、マスコミもやや浮れムードになっている。
そして「次は治療薬だ!ワクチンだ!」と煽っているが、キチンとした物を作るには時間が掛かるものだし、数多くのワクチンなどが供給出来る態勢が整うのは国や自治体によって差があるので、世界中に行き届くのは当分先のことになる。したがって私達が、かかりつけの内科に行って「コロナの予防接種をお願い致します。」と気軽に言える日が来るのにせめて2年はかかるのではないか?
まあ、明るい話題が出てくるのは良い事だが、感染予防対策はこの三重県でもまだまだ継続中であるので、浮かれるのはマスコミだけにしておいて、我々は気を引き締め続けていかなくてはいけない。その内どこかでクラスターが起きるだろうし、晩秋にもなれば次のコロナや新型インフルエンザが流行って、また自粛などになる可能性もゼロではない。

それ以上に気がかりなのは経済である。
多くの方が「元に戻るのだろうか?」と考えるのは当然であるが、現実は「完全には元には戻らない」だろう。
とても残念だが、時計の針は戻らずに進むのと一緒だ。
当院の患者様にもご商売をされている方が多く、大半の方が気をもんでいる。
以前のブログでも書いたが、これからはどこに行っても消毒をするし、三密は避けられがちになる。
特にこれまでお客さんがごった返して繁盛していた店ほど対策が必要となるし、感染を恐れて避ける方も出てくるだろう。当分の間は売り上げは今までの2~3割落ちは覚悟しないといけない。
ある飲食店の店長さんとそんな話をしていたら、「それじゃあ人件費を減らさないとやっていけない」と切実に語っていた。
それに飲食店が真っ先に話題に上がることが多いが、今後は客商売の全てが多かれ少なかれ影響がある。しかも全国的に。
外国人のインバウンドに期待していた観光業などはどうなってしまうのだろう?スペインは7月から外国人の受け入れを始めるようだ。日本はどうする?
こういった事はコロナ後に紛れもない現実として我々の生活に迫ってくる。

政府は「経済活動を段階的に引き上げる」とコメントしているが、引き上げたくても引き上げられない大手や中小企業がこれから次々と出てくるだろう。

私はいわゆる社会不適応者(笑)・・・なので「ひとり治療院」という道を選択した訳だが、こういった状況こそ身の軽さを活かして、生き延びて行かなければならない。

上の画像は「ひるおび」から

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