2021夢の国釣行記

7月21日。
今年も行きました。「夢の国」への日帰り遠征へ。

夢の国の説明は過去のブログから
https://minato-karadacare.net/2020/08/02/%e5%a4%a2%e3%81%ae%e5%9b%bd%e3%81%b8/

当初は昨年の反省を生かして、7月7日に行くつもりでいたが、どう調べてみても悪天候なので断念し、この日に決行となった。
そもそもなぜ7日にしたかったと言うと、昨年行った7月の後半だと、

・カバーが繁茂している池は、その度合いが凄くて、攻略範囲が狭くなってしまう。
・晴れると日中の気温が上がりすぎて雷魚の活性が下がる。
・気温が上がると私の活性も下がる。寝不足も相まって熱中症の危険性が増す。

そのような事情から7月前半に行きたかったが、雨だったのでお預けとなり、後半となった。
しかも今回はもっと近い他のエリアも候補に上がっており、当日の気象条件と釣果の可能性など色々考え、どちらにするか直前まで悩んだが、夢の国に決定した。

当日は夕食後に少し仮眠を取り、日付を越えた0時45分に出発した。
昨年は端折って早目に出て早めに着いてしまい、その後時間を持て余したので、今回はゆとりを持ってスタート。
高速代を節約する為に名阪国道を西へ向かい、大阪の繁華街をウネウネ通過しながら、休憩を取る事無く、最寄りのSAに4時20分頃に到着。
東の空が明け始めていたので、すぐさま準備し、再出発。
日の出直前に最初の池に到着した。

ここは昨年も初めに入った大型野池。
昨年同様カバーは生えていないが、最北にある流れ込みには浮草があったので、一応攻めてみたが、無反応。
まだ薄暗いので浮草カバーには入って来ないのか?もっと明るくなったら居つくかも知れないと考え、次へ移動した。

ここから先は昨年のデータを元に、各フィールドチェックをしながら怪しい所を狙っていく作戦に出た。

ところが思い当たるフィールドを回ってみたが、 カバーは綺麗に生えているけど雷魚の活性を感じず無反応であったり、捕食のある所を攻めてもうんともすんとも言わなかったり、フロッグへのアタックがあっても喰い損ねで、再度狙っても2度目が無かったり、カバーの雰囲気は良いが大きなネスト(雷魚の稚魚の集団とそれを守る親のペア)が2つあって攻めれないなど、色々あり、結局大切な朝の時間帯を1本も獲れないまま終わってしまった。

この頃(午前9時くらい)になると太陽の位置も高くなり気温も上がってきた。私は徹夜の寝不足と、暑さと、朝の時間帯に釣れなかったショックで意識が朦朧としてきたので、一旦木陰に車を停め、窓を全開にしたまま休憩を取る事にした。幸いこの日は湿度が低く、しかも乾いた風がそこそこ吹いていたので、この状態でも快適であった。

そのまま1時間以上は車内でウトウトしていただろうか?
軽い睡眠を取った事により、ある程度頭がスッキリしたので次の作戦を考えた。
時刻は11時くらいだ。仮に今日が35度を超えるような猛暑日であれば、もう夕方まで見込みは無いのだが、この日はそこまで気温は上がらないし、吹いている風が池の表水温を下げている感じがするので、場所によっては反応する個体がいるように思った。

そこで時間帯的に釣ることは出来なくても、他のフィールドを回って、雷魚の反応やカバーのコンディションを確認する事にし、再び車を走らせた。

少し日が傾き始める午後4時までの間に、目ぼしい所を3か所に絞り、夕方に集中して攻める事にした。
目ぼしいと言っても釣れるサイズはせいぜい中型だろうが、さすがにこの時間まで釣れていないと気持ちが焦る。
それに何でも良いので1本は釣らないと帰ることが出来ない。
徹夜までして往復800㌔も走ってボウズでは泣くに泣けない。

もう1度気持ちを奮い立たせて一つ目の小さいハス池に入った。
ここを知ったのは10年近く前で、その頃は広々とした畑の中にポツンとある池だったのだが、数年前から隣に高齢者施設や住宅が立ち並んでしまったせいで、人の行きかいが常に有り、何だか落ち着かない所になってしまった。
そんな環境の変化が有りはしたが、この池はそのままの状態を維持しているのでとても有難い。
意を決してキャストを始めた。すると直後にアタックがあった。浮草が厚めだったのでフロッグを持ち込んだのが分かりずらかったのだが、すかさずフッキングすると最初のヘッドシェイクで外れてしまった。
一瞬伝わった重みからすると65~70㎝はあったようなので悔しかったが、早々に反応があるということは、この池の活性が高い可能性がある。
「何としてもこの池で1本は釣らないと・・・。」気を取り直して再挑戦。
堰堤を移動しながら探っていく。すると15分後くらいに再びアタック。
今度は慎重にフッキングしファイトをいなしてランディング。
先ほどのより少し引きの強い、70㎝弱の健康的な個体だった。何がともあれ1本釣れた事にホッとした。
「これで帰れる」と。

その後、池の周囲を歩きながら攻めたがキャッチには至らなかったので、移動した。
次は市街地のすぐ近くにある中型野池。ガマのブッシュと菱と浮草のカバーだが、中型までは確実に狙える。
しかしこの時は強風でキャストがやりずらく、しかも浮草が風のせいでガマ寄りに圧縮されており、攻略が難しい。20分ほど投げたがイメージが湧かないので、早々に切り上げ最後の池に移動した。この辺りの見極めが遠征では重要となる。

最後の池に向かいつつも、方角が同じなので最初に入った大型野池が気にもなった。最北の流れ込みが1つのポイントになっていたのだが、今はどうなのだろうか?と。ここは出れば大型魚の可能性が高いのだが、そもそも出る確率が3%くらいしか無い。一方これから行く池はサイズはせいぜい60㎝くらいの小型だが、出る確率は80%はある。しかも複数釣れるかも知れない。
車で向かいながら残り時間、釣れる確率、帰りの体力など両池を天秤にかけながら思案したが、確実性を重視し、大型野池は断腸の思いで外すことにした。

最後の池に着いた。ここは昨年見つけた場所だ。その時は綺麗なカバーが生えていたので試しに20分くらいやってみたが、魚の反応は無かったものの、捕食音が2回何となく聞こえた気がしたので「?池」の認定。
そして一応今年もチェックするとフロッグに反応したので「釣れる池」に認定された。
そうやって遠征先でも地道に開拓していくのだ。
ここは今日の昼前に入ったのだが、その時間でもフロッグに反応する個体が複数いたので、喰いの立つ夕方であればキャッチ出来るだろうと読んで、再度入った。

タックルをセットし池を覗くと、浮草の位置が昼と比べて風によって変わっており、イメージしていた状態では無かったが問題はないだろう。
菱の先にあるオープンスペースに着水させて、菱のエッジで喰わせるプランだ。

結果、終了予定の19時までに、55~60㎝もあるかないかの小型だが、2本獲ることが出来た。
思っていた以上に活性が高く、着水と同時にアタックしてくるような状態だった。
もうここ10年以上、そんな活性の高い池で釣りをした覚えが無いので、小型ではあったがとても嬉しかった。
恐らくこの池は知っている人が少ないのだろう。釣れるサイズは小さいが、雷魚がスレていないように感じた。
粘ればまだ釣れたようにも思う。しかしこういった池はあまり叩かないよう大切にしないといけない。

19時に終了し、タックルを片付け、身支度をし、帰路に着いた。

はるばる来た遠征先で、日の出から始めて16時までノーフィッシュだったのを考えると、サイズはイマイチでも何とか3本釣れた事に胸をなでおろした。
ただ自称「夢の国」であるはずの遠征先であっても、年々厳しくなっているのを肌で感じる。
にも関わらず何故行くのかと言うと、

・地元ではもう見れなくなってしまった綺麗なカバーのあるフィールドで釣りをしたいという願望。
・その地域の方でも簡単に釣れなくなったエリアで、何の情報も無いまま年に1回訪れ、状況に応じた素早い判断力の訓練や、ギャンブル的な要素を含めて自分の実力を計る。
・天文学的な確率になるが、特大サイズがどこかで釣れるのではないか? という期待。

こういった事柄によりチャレンジを続けるのである。

でも可能なら「どこでもドア」が欲しい。( ̄▽ ̄)

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