腰痛の辛さは分かっている。

サムネイルはVIP患者さん用のニュースレターに書いたものだが、実は昨年の秋から腰痛を発症していて、現在も多少は残っている。
図の内容は、怪我や痛みが発生した時の基本的な対処法で、もちろん腰痛時にも使える。

そもそも治療家の職業病として腰痛はポピュラーな疾患なので致し方ない部分もあるし、日頃から仕事にプラス、筋トレ、ゴルフと腰に負担の掛かる事ばかりやっているので、多少は腰に何か感じているし、その分常に用心してはいる。
しかし昨年10月下旬のゴルフのラウンド中に左腰に違和感を覚えてから徐々に悪化し、一ケ月くらいは緊張感のある状態が続いた。セルフで状態に応じて治療を行い、現在はかなり軽くなった。

遡ってみると、人生で初めて腰痛と感じたのは22歳の頃だったろうか。
社員旅行のバスの座席で変な姿勢で長時間座っていたのが原因で、その2日後から腰痛になった。
この時は妙な筋肉の張り感が続いたのだが、運動での筋肉痛以外で明らかに腰が痛い、となった初めてのケースだった。

次は20代後半にバーベルの試合に出場した1週間後に腰痛になった。
その時は鈴鹿サーキットでF1を観戦する為に場所取りとして一晩野宿をしていたのだが、さすがに10月後半の鈴鹿サーキットの夜中は冷える。試合にプラスし、その冷えが要因となって腰痛が起こった。しかもこの時は右足にシビレが併発した。
いわゆる椎間板ヘルニアである。歩くのにも支障をきたした。さすがに自然治癒を期待しての放置はマズイと思い、整形外科には行かなかったが、知っている鍼灸接骨院に数回通い、2~3週間で完治した。20代だったので回復も早かった。今なら数か月は掛かったかも知れない。
若いって素晴らしい。

それ以降は前述した通りで大きな問題は無く過ごしてきたのだが、今回は自分的に久々の腰痛と言える状態となった。
原因を色々と考えるのだが、思い当たる事と言えば、夏頃に尻の筋肉に締まりが無くなってきたのに気付いたので、尻トレを行うようになったのだが、それが腰椎に負担を掛けていたようだった。
尻筋の引き締まりを得たが、一緒に腰痛も得てしまった。
今回は以前に患った椎間板ヘルニアとは違い、放散痛が両脚に出るので椎間板を痛めたようだ。
特定の動作時に放散痛が左右のどちらかに出る事がある。ところが同じ動作で常に出る訳では無いし、両方同時にも出ない。痛みの度合いはさほど強く無いのは有難いのだが、嫌な痛みが出るのは何か気色悪いのだ。

幸い仕事には影響はほとんど無いし、ゴルフの練習も何とかなる。
困ったのは筋トレだ。ホームトレーニーの私は、大半の種目をフリーウエイトで行うのだが、フリーウエイトの筋トレは、多くの種目が腰に負担が掛かる。したがって軽い重量から慎重に行うのだが、何か怖さがあるし、負荷が強いと翌日は違和感が増す。

ちなみに患者さんの治療を何回か進めて行くと、次第に症状が軽快していく訳だが、その中でよく「患部を動かすことに怖さはありますか?」と聞く事がある。それはこちら側が客観的な視点で、かなり回復しているな。と感じても患者さん自身に怖さが残っている場合には、「完治にはまだもう少しかな」と判断しているからだ。今の私の状態はまさにそれに似ている。

現在は足腰はほぼ自重のみで筋トレを行い、ベンチプレスでさえも両足で踏ん張れば腰に負担が掛かるので、様子を見ながら恐る恐る行っている。

何とももどかしいが年齢的なこともあるし、今は寒いので腰にとっても辛い時期なのだ。
きっと春が来ればもっとマシになると信じて今は大人しく耐えている。

ひとまず「動ける身体」は常に維持しておかないと。

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