伊勢神宮繋がりで皇大神宮別館「瀧原宮」が大台町にある。
先日、大台町に用事があり、その帰りに初めて寄ってみた。
ネットでは、「伊勢神宮よりこっちが良い。」といったコメントもあり、さてどういった意味でそのコメントになったのか?を検証するべく、お参りをすることとなった。
駐車場はすぐ近くにあるのだが、数台しか停められないので、国道沿いにある「道の駅奥伊勢木つつ木館」に停めさせてもらい、200mほど歩いて鳥居をくぐる。
細い道が森の奥に続いている。新緑の季節も相まって見渡す限り緑色だ。
地図で見ると奥の神殿まで400mくらいの一本道が続くのだが、周りの杉を見ていると、奥に行くにつれて、まるで伊勢神宮の杉を彷彿させるかのように、どんどん太く高くなっていく。
あれだけ高い杉は伊勢神宮でもお参りしない限り、普通の生活ではお目に掛かれないのだが、ここの杉も中々の迫力だ。伊勢神宮より高さがあるのが何本かありそうだった。
また道と並行して右側に川が流れており、常にせせらぎが聞こえている。河原まで降りれる所があったが、良い景色であった。地形的に早朝ならもっと映える景色になるだろう。
元の道に戻るとほどなくして神殿?が見えてきた。
それは4つあるのだが、手前に立てられている看板によると、お参りするのは順番があるらしい。
一見しただけでは分からないのだが、前を歩いていた女性の動きを見ていると、手前から順番にお参りされていなかったので、おそらく手順を熟知されていたと思われる。従って我々はその方に続いてお参りをしたのだが、それが正しい順番であった。
それで終了である。あとは来た道を戻るだけのシンプルな行程だった。
瀧原宮は厳かな深い森の中にコンパクトに収められてる感じだった。訪れる人もそう多くは無いので、気軽に訪れるには適した場所だろう。評価が高いのはそういった所ではないだろうか。
私的に印象に残ったのはとにかく杉が高いことだった。
伊勢神宮の杉は、これまで訪れた明治神宮、出雲大社、熱田神宮など、どこにも無い高さを誇っており、それがより神秘性を高めていたのだが、瀧原宮というコンパクトな所にそれを上回る杉があることに衝撃を受けた。
「アホと煙は高い所に上る」という言葉があるが、昔から高いモノを見るとテンションの上がる私にはツボにハマる穴場を発見した思いだった。
しかしずっと上ばかりを見て歩いていたせいで、翌日から人生MAXの酷い寝違いの状態になり、それは数日間も続いたのであった。次に行く時は事前に頚をトレーニングしておこう。
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