ヤフオク歴がかれこれ20年以上になった。
20年間での評価の合計が400ちょい。しかし同じ人との取引はカウントされないし、評価をしない人も居るので実際は20くらい多いかもしれない。
初めてアクセスしたのは確か雷魚系のサイトを見ていたらそのサイト内にヤフオクのアドレスがあって、それをクリックしたのが最初だったと記憶している。
それは「雷魚」と検索された結果のオークションのページになっており、そこには巷にあまり出回ることの少ない雷魚に関するグッズが数多く出品されいた。中には既に廃盤になってしまい、通常では入手が不可能となってしまったタックルやグッズも沢山あり、大変テンションが上がったのをはっきり覚えている。
当時の県中部には中古ショップがほとんど無く、一度廃盤になってしまったタックルを購入する術があまりなかったのと、オークションというモノがインターネットという仕組みを利用してこれほど凄いことが出来てしまうのかと衝撃を受けた。
初めはどう参入したのだろうか?手探りで調べたのだろうか?全く覚えていない。
ただその当時常連だった患者さんに詳しい方がいたので、その方に色々教えて頂いたのは記憶にある。
最初は既に廃盤となっていた雷魚ゲームの中古ビデオを落札した。
私がヤフオクで初めてやり取りを行うのは出品者には分かるが、その方は私が初めてなので実に親切に対応してくれた。
この頃はまだシステムが今よりアナログで、ヤフオク内での取引ナビなど無く、取引相手のメールアドレスに直接アクセスして冷や冷やしながらやり取りをしていた。それに当時はネットバンクも少なく利用者も当然少なかったので、自分の口座のある銀行から相手の銀行に直接振り込んでいた。懐かしい。今とは隔世の感がある。
出品した場合は発送のことも考えないといけないのだが、発送手続きも今はヤマトやゆうちょがヤフーと提携しているので、スマホでバーコードを読み込み、ピッピで手続きが出来るし、お互いが匿名でやり取りも可能だ。本当に便利になった。思えば当時はスマホも無かったなあ。

これまで沢山やり取りしてきたが、落札が7割くらいで残りが出品だろうか?正確な数を数えた事が無いので分からない。釣りやゴルフ関連グッズが多い。
とりあえず落札は簡単だ。強いて言うなら欲しい商品をいかに関心の無さそうな振りをして終了直前に入札をするのがセオリーだ。
今はスマホでの通信機器の発達で終了10秒前でも入札が可能である。
昔はせめて1分前には入札しておかないとシステムが確実に反映されないことが多くあった。
落札した後は入金を迅速に済ませばそれで必要な個人情報は相手や運送業者に伝わるので荷物の届く日時を決めればよい。
落札のメリットや楽しさは、小さい頃に欲しかったが買えなかったり、持っていたけど手放して後悔したモノなどが出品されていて、それを入手する楽しみがある。
または現行品でも新品同様の状態で2割引きくらいで落とせる場合もある。
またスタート価格が低くて購入希望者が少ないと想定より遥かにリーズナブルな価格で入手出来る可能性もあり、逆に希望者が多い場合は仮にスタート価格が低くても結局は相場価格付近まで上がってしまう。とにかく往々にして一般的に売られている価格よりは安価で入手出来ることと、出品の数が膨大なので探している品が見つかる可能性が高いことだ。ちょっとした小物などでも落札する場合もある。

これに対して出品は少々面倒くさい。
商品の写真を撮り、出品情報を書き、梱包し、発送方法を決める必要がある。
この10年くらいはシステムが便利な反面、けしからん輩もいて、落札したのに取り消すなどのトラブルが時々あり、出品する側もそれまでと比較して用心する必要が出てきた。
また出品物のトラブル防止の為に、情報を正確に正直に記載する必要があり、そこは神経を使う。結構長い文章になってしまうのだ。
逆にスマホの普及と共にスマホからも出品作業が出来るが、長い文章が作りずらいので商品説明文が実にあっさりしているのが多い。トラブルになる可能性もある。こういった出品者から入札するのはかなり勇気がいると思う。
こういった作業が必要だが、何せ通常であれば市場の相場価格あたりで落札されるのが嬉しい。
もちろんそれより低い価格で終わる場合もあるが、想定の倍以上になったこともある。
今は中古市場が拡大し、買い取りの業者や店舗が増えたが、不要な品物を持って行っても大抵の品物は二束三文でしか買い取ってくれない。実にガッカリする。そのくせ店頭の売値はいっぱしの市場価格になっているのが腹立たしい。
店頭価格がこの値段で果たして売れるのだろうか?と思うケースが殆どだ。
以前に不要となったゴルフのドライバーを試しに査定してもらったら「価格が付かない」と言われた。
「は・・・?」と思い、悔しいのでヤフオクに出品したら1万円以上で落札された。してやったりだった。
こういった経験から巷のショップには行かずに価値のある品はヤフオクに出すようにしている。
あとは落札者がまともな方で、パッパと落札後の手順を済ませてくれるとスムーズにやり取りが出来る。あとこの数年の間で気になったのは、落札者がショップや業者ではなく、一般の方で転売ヤーが増えたことだ。こういった方達は評価の数が万の桁になっている。
評価の数が千の桁なら一般人でもありえるが、万になると普通ではない。転売ヤーで間違いないだろう。自分が所有していた物を大切に引き継いでもらえるなら嬉しいが、転売する目的で落札されると少々残念な感じがする。
現在はヤフオク&PayPayフリマ、フリマのメルカリ(利用者数1番)、楽天のラクマあたりが利用者数が多いらしい。中年男性はヤフオク、若い方や女性はメルカリを選択する傾向がある。
今後もネット環境の進化に伴なってヤフオクの仕組みも同じように進化するのだろうか?
私はネットバンクやPayPayなどの利用を始めたのもヤフオクがそれに移行したのに合わせて行った。
何せそうしないとヤフオクが利用出来なくなるからだ。
お陰で一人であれば中々入って行かない世界を知れた。ヤフオクのお陰である。
今後も期待と戸惑いの中どう進化していくのだろうか?
楽しみである。

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