滋賀県高島市の北にメタセコイア並木があるということでGW休み中に訪れてみた。
その日は滋賀県の西側を散策する日にしていて、その過程の一環であった。
高島市は何年か前に釣りに訪れていたことがあったので距離的な感覚はあったのだが、やはり松阪から行くとなると琵琶湖畔では最も遠い地区になるので中々時間が掛かった。

しかし実際に到着すると新緑一色で高さのあるメタセコイヤアがズラーっと並んでいる姿は想像以上の規模であり、早朝からの運転で少し頭がボーっとしていた私はそれを見て徐々にテンションが上がってきた。
木の高さは高中低の3種類くらいあって、全部合わせると距離が3㌔くらいあったのではないだろうか?メインは当然背の高いエリアになるが、これが1㌔くらい続いている。
周辺にはテーマパークとまではいかないが、松阪で例えるならベルファームのような施設があって、これからもっと集客を見込める村おこしをやっていく雰囲気があった。ただその日は一般的なGWが終わった次の日だったので全て休みとなっていた。

この日は絶好の晴天ではあったが、強風でその風が結構冷たい。
それはそうだ。新緑の時期とはいえこの先はもう少しで日本海だ。しかも周辺にはスキー場もあるような場所なので一般的な平地とは空気が違う。ちなみに北海道には行った事がないのだが、こういった雰囲気なのだろうかと思った。
長い並木通りを散策しながら映える写真を撮りたくて道路の真ん中に出る。もちろん車の通行の妨げにならないようにしているが中々タイミングが難しい。あまりそんな事をやっていると外国人観光客と間違わられてしまいそうだが何度かチャレンジしてようやく数枚撮影した。

秋の紅葉の時期も良いらしい。メタセコイアだから銀杏と同じ黄色一色になるのだろう。何せ自然豊かな場所だけに市街地とは違う景色が見れそうだ。
その後は白髭神社、昼食は老舗の鶴喜蕎麦、続いて日吉大社、近江神宮などを回った。

盛りだくさんの一日だったが、メタセコイアに並んでこの日に最初に寄った大津市にある小さな「トイロ」というパン屋さんも印象に残った。
そこは狭い住宅街にある個人店なのだが、オリジナリティがあり、かつ価格がリーズナブルなのだ。
店内に入る客は3人が限界で、基本的に次の人は外で待っている。駐車場は2台のみ。

最初に購入した菓子パンを運転中にさっさと食べてしまったのだが、オリジナリティがありとても美味しかったので、帰りにもう一回寄ったところ食パン以外は売り切れてしまっていた。朝のオープン時はあれだけ品物があったのに無くなってしまったのだ、驚いた。

ちなみにその夕方時は店舗前に女子高生が数人たむろしていた。放課後の友人達との楽しい時間だ。
ここの周辺は学校が多いので帰宅時にチョイと買い食いしていくお客さんが多いのだろう。価格がリーズナブルなのはそういった方達をターゲットにもしているに違いない。

同じ個人経営者として一つの学びを得たように思う。

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