「お身体のナゼ?コラム2」首こり肩こり

「お身体のナゼ?コラム」二つ目はこのテーマ

なぜ首こり・肩こりは起こるの?

「肩が重い」「首が張る」「頭痛までしてくる」「酷いと吐き気までしてくる」

当院に来院される患者さんのお悩みの中でも、首こり・肩こりは常に上位に入る症状です。しかし不思議なことに、肩を揉んでもその時は楽になるのに数日後には元通り。

なぜ首こりや肩こりは繰り返してしまうのでしょうか?

今回は首こり・肩こりが起こる理由と、その改善方法について分かりやすく解説します。

① なぜ首こり・肩こり・スマホ頚は起こるのか?

頭は意外と重たくて、人間の頭の重さは成人で約4~6kg程度あります。
例えるならボウリングの球ほどの重さです。

私たちの首や肩は、その重たい頭を一日中支え続けています。首や肩がこりやすいのは、ある意味では当然とも言えます。
私が最近読んだ本に、ダイヤモンド社の「すばらしい人体」という本があるのですが、医者である著者の冒頭の文に「解剖実習で人体がいかに重いのか知った。人は自分のパーツの重さを普段は感じることなく生活している。」というような内容が書いてありましたが、自分の頭や腕の重さが何キロあるかなんて普通は考えている人は少ないでしょう。

現代人は頭が前に出ている人が多い。最近特に増えている原因が、

パソコン作業
スマートフォン
タブレット
デスクワーク
です。

画面を見る時、多くの人は無意識に頭を前へ突き出しています。
集中してくればなおさらですね。

頭が前へ出るほど首や肩の筋肉は強く引っ張られます。
つまり重い頭部を常に持ち上げていないといけません。
この状態が長時間続くことで筋肉は疲労し、血流も悪くなり、首こり・肩こりが発生します。
つまり筋肉の緊張が続くと血流が悪くなり、ブラジキニンやプロスタグランジンなどの痛みを感じやすくする物質が増加します。その結果、首や肩の重だるさや痛みが現れ、さらに筋肉が緊張する悪循環に陥ります。

ありがたくないことに負のスパイラルに陥ります。

しかし人の骨格はとても優れた性能を持っており、姿勢が良ければ垂直方向にはそこそこの重さにも耐えられる構造になっています。
インドなどで、女性が頭頂部に大きなツボを載せて運んでる様子を見たことがあると思いますが、正しい姿勢をしている場合は結構な重さにも耐えられます。だからこそ可能であって、前かがみの姿勢ではとてもツボの重さに耐えられません。(サムネの画像)


運動不足も大きな原因

筋肉は動くことで血液を循環させています。ところが、

座りっぱなし
車移動が多い
運動習慣がない

このような生活になると筋肉はほとんど動きません。すると血流が低下し、疲労物質が溜まりやすくなります。

肩こりの患者さんに「最近運動していますか?」と尋ねると、
「全然していません」
という答えが返ってくることは少なくありません。

ストレスも肩こりの原因になる

実は心の疲れも首や肩に現れます。仕事や家庭のストレスが続くと身体は緊張状態になります。
すると肩をすくめるような状態が長く続き、筋肉は休むことができません。その結果、

首が重い
肩が張る
頭痛がする
といった症状につながることがあります。

脳神経には首こり肩こりに直結する神経が複数あり、精神的なストレスが起きるとその神経が筋肉に緊張する命令が発動するのです。

首こり・肩こりは肩だけの問題ではない

当院で診させていただく患者さんの中には、

猫背
巻き肩
ストレートネック
背中の硬さ
肩甲骨の動きの悪さ
を伴っている方が多く見られます。

つまり、「肩が悪いから肩がこる」とは限らないのです。
身体全体のバランスが崩れ、その結果として首や肩に負担が集中しているケースも少なくありません。

② 首こり・肩こりを改善するには

施術による改善はさほど難しくありません。首こり・肩こりは比較的改善しやすい症状です。

当院では、患部の状態を確認しながら、既往歴、一日でいつが辛いか?どの部位が凝るのか?など個々の状態を把握します。
そして頚だけでなく頭部、肩甲骨、腕全体、背中などの筋肉の緊張を緩めたり、関節の動きを改善したりすることで頚や肩への負担を軽減していきます。
なお施術には、指圧、マッサージ、骨盤矯正、鍼、物理療法、ストレッチ、肩甲骨はがし、など用い症状緩和を狙います。
施術直後は・・・

首が軽くなる
肩が回しやすくなる
頭痛が減る
などの変化を感じる方も多くいらっしゃいます。

しかし根本改善は別問題。ここが非常に重要です。例えば施術で肩が楽になったとしても、翌日から

猫背
長時間スマホ
運動不足
睡眠不足
が続けば再び肩こりは起こります。

施術は例えるなら、「火事を消す作業」です。
しかし生活習慣という火種が残っていれば、また同じ場所から煙が上がります。

施術で身体を改善させる事と、日常での身体の使い方の意識はいわば車の両輪です。両方やってこそ初めて効果が持続し、根本的な体質改善へ向かうのです。

根本改善のために大切なこと

首こり・肩こりを繰り返さないためには、
□ 30分~60分に一度は姿勢を変える
□ スマホを見る時に顔を下げすぎない
□ 軽いウォーキングを習慣にする
□ 肩甲骨を意識して動かす
□ 湯船につかる
□ 十分な睡眠をとる
このような日常生活の積み重ねが重要になります。

また私的には首から腰にかけての背筋群を鍛えることも重要です。
凝ってしまうのは言い換えれば「バテてしまってる」のです。
従ってバテないように筋肉を強くするすれば、不良姿勢が続いていてもそれに耐えられる身体になれるのです。

慢性的な首こり、肩こり、スマホ首の方の筋肉は、驚くほど細くなっています。

こんな症状は病院へ

首こりや肩こりと思っていても、

・手や腕の強い痺れ
・力が入りにくい
・めまいが続く
・強い頭痛を伴う
場合は他の疾患が隠れている可能性もあります。

気になる症状がある場合は整形外科など医療機関への受診をおすすめします。

最後に

首こり・肩こりは現代人の宿命とも言える症状です。
だからこそ大切なのは、「悪くなったら治療する」だけではなく、悪くならない身体を作ることが肝要です。
当院では施術だけでなく、姿勢や生活習慣のアドバイスも行っています。

もし首や肩のコリや、重だるさが続いているようでしたら、一人で悩まずお気軽にご相談ください。

みなとまち接骨院  院長 萩原健

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