Google鼻歌検索

この機能の存在を知ったのは結構最近で3年くらい前だっただろうか?

私は音楽に取り組んだといえば小学生の時、母にピアノを少し習っていたくらいで、それ以外は特に歌や演奏には興味も縁も無い人生だった。

高校の頃からしばらくはあのバンドブームがあり、時を同じくしてカラオケブームもあったが、ギターなどを手にすることも無かったし、ましてやカラオケは人前で歌う事自体が音痴で苦手なので、当時のムーブメントに辟易していた。特に社会人になってからは酒の席となると「飲め歌え」となるのでいつも逃げ回っていた。

それでも気に入った曲を聞くことは好きで、流行りの曲を一通り聞くより、自分の好みの曲をそればかりひたすら聞くのが昔からのスタイルだった。

特に物心がついた頃の70年代後半から80年代前半あたりは、洋楽ロックが好きな母が、ラジオ音楽をテープに録音し、よく聞いていた影響もあり、私の耳に残る最も古い音楽として潜在意識の中に心地よく残っている曲が沢山ある。

それらの曲は今でも頭の中に時々流れてくるのだが、小学生の頃は大半が誰の曲か知らなかった。しかしレッドツェッペリンだったり、アバだったり、ディープパープルなど超有名なアーティストの曲であれば、よそで聞く機会もあるのでいずれ分かるのだが、そうでないアーティストの曲は誰が歌っている何の曲なのか分からないまま数十年が経過した。

私がもう少し音楽に興味があったり、上手に歌えたり、身の回りに詳しい人がいたりしたらその曲の詳細が分かったかも知れないが、今さら人に聞くのも何か恥ずかしいし、何十年もの間モヤモヤしたままだった。

そんなモヤモヤを解決してくれたのが「Googleの鼻歌検索」だった。

ただ知ったころはまだ精度が低く、Googleが候補としてアップしてくれた曲をワクワクしながら再生してみると「ああ、これじゃあない・・・」と、分からずじまいの曲もあった。

ところが最近は性能がグッと上がり、音痴な私が試しても10秒くらいで検索結果を上げてくれる。
しかもそれが正解なのだ。「これよこれ~!」と長年のモヤモヤがパーッと晴れたような気分にさせてくれる。

アラベスク “In For A Penny, In For A Pound” (1981) / 日本語オリジナル翻訳歌詞字幕 + Eng / LOVE & HEART REMAKE 2018

最近この検索で判明した曲の1つがこれ。YouTubeから拝借。
当時は日本でも大ヒットしたようだが、私は小学生だったので知る由もなかった。

私の潜在意識はこの年代の楽曲がもっとも心地よく聞こえる。

サムネイルのWinkは私が10代の頃に圧倒的な人気があったが、私はほとんど関心がなかった。
ただその頃に東京に用事があり、都内へ向かう夜行バスの中、ヘッドホンで有線を聞いていると1曲だけ心地の良い曲があった。
夜行バスは毎回寝れないのだが、この時も例外なく全く寝れず、1時間サイクルでリピートしている有線をずっと聞いていた。その中でこの曲を数回聞くことが出来たので、長年私の耳に残っていた。
「一体誰の曲なんだ?」と思い、何の手がかりの無いまま、早や35年以上経過したのだが、Googleの鼻歌検索で明らかになった。
Winkの曲だったんだ・・・と。

ちなみに楽曲は「詩か、曲か」の議論を時々聞く。
前述したように私は一般的にヒットしている楽曲を満遍なく聞くことはしないが、好きな曲はいくらでも何年でも聞いている。ただ歌詞は聞いてはいるがあまり関心は無い。

つまり曲のリズムが命なのだ。だから洋楽でもクラシックでも好きな曲は大好きなのだ。脳汁が溢れ出てくるのが分かる。

でも曲が好きではあるが、作曲はやれと言われても私には1小節も浮かばない。全く能力が無いのだろう。それだけに好きな曲を作れる作曲家は全員が神様のように思う。

その一方、歌詞は詩であり文章でもあるので、何でもよけれは文章や詩を書くには書ける。ただし多くの人の心に刺さるような気の利いた作文や歌詞は当然だが書けない。

明石家さんまさんは「詩の内容に感銘を受けるから名曲が生まれるんだ」というような話をしていたことがあるし、「外国の曲は歌詞の意味が分からないから感情移入出来ない」という人もいる。

確かにそれも一理あると思う。
でも歌詞の殆どは愛や恋の話であって、私のそこへの関心は二の次である。したがって曲と違い歌詞の内容で脳汁が溢れ出たことはあまり無い。

私にとって何十年たっても頭に残っている曲は、人にとっては「古いなあ~」と言われてしまう曲であっても、いつでもその当時の潜在意識を刺激してくれる作品で、たまに聞くとスイッチが入って何度もリピートして、心地よい気分にさせてくれる曲なのだ。

Google鼻歌検索がそれに大きな役割を、そして長年のモヤモヤを果たしてくれたので実にありがたい。

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