Rocketがやって来た。

ロケットと言っても何の話?
という感じだが、雷魚釣りで使用するリールの名称だ。

正式にはスウェーデンに拠点を構えるABU(アブ)社のリールである 。
数多くの機種があるが、これはAmbassadeur 6500 CS Rocketと言う。

まあ雷魚をやる人にとって非常に人気の高いモデルだ。

この国で釣れる色々な魚種を合わせて考えると一般的にリールは国産を使用している人が多いと思う。シマノやダイワなど。
しかしある程度の重さのある仕掛けや、ルアーなどを遠投する釣りをするとなると、アブのリールを好む人が多い。
それは飛距離に影響する回転性能は勿論、メンテナンスのし易さ、チューニングの幅、価格、パーツの互換性や豊富さなどが国産より勝るからだ。
私もかつては国産リールを使用した時期もあったが、雷魚では10年以上前からアブ社のみとなった。

今回はそのアブのリールを久しぶり(10何年振り?)に新品を購入した。

久しぶりだからと言ってもレアなタイプだとか、限定モデルでも何でもない。普通の現行モデルだ。
しかもリリースされてから年数も経過しつつあるので、市場での価値は下がってきている。だから購入のチャンスとも言える(笑)

このRocketというモデルの良い所は、その名の通り飛び性能が他のモデルより優れるようチューニングがされている点と(というウワサ)、飛ばしに影響するベアリングの数が少ない分、価格が抑えられている点だ。アブ社としては、購入後ユーザーにチューニングの余地を残してくれているのだと思う(私が勝手にそう思っている)。

個人的にチューニングしたい人は、後からベアリングなどを足したり、ハンドルなどドレスアップするという楽しみがある。ちょっとしたチューニングであれば数千円もあれば出来るし、車に比べたら安価なもんだ(笑)。
但し社外品を加えてトラブルが起きてもメーカー保証の修理は受けられない。チューニングはあくまで自己責任である。

そういったことを踏まえた上で、テンションハイのまま箱を開けた。久し振りの感覚である。

しげしげと眺めつつ動作を確認し、すぐにバラバラにしてしまった(笑)

そしてパーツを多少綺麗にし、用意してあったチューニングパーツに組み替え、油を差し、動きの調整をし、ラインを巻いた。
実は私はメカ音痴だが、まあこれくらいのことなら出来る(苦笑)

入れ替えれるパーツは他にもまだまだあるのだが、素性の良いリールなので最初はこれくらいにし、後は使いながら考えることにしよう。

実戦で使用するのが楽しみで仕方が無い!(^^)/

好きな言葉?

ところで「座右の銘は?」と聞かれたらあなたは何と答えるのでしょう。

以前のブログで、好きな四字熟語に私は「三寒四温」と書いたが、座右の名となると、何か大そうな感じがしてしまう。
一応何となく哲学的な言葉にしないと格好付かない感じがしてしまうので、余計に戸惑うし、1つだけ選ぶのも難しい。

今回はそんな大そうな話ではなく、好きな言葉は?と聞かれたら皆さん何と答えるのか・・・。

とりあえず何か特定の事を行う際に、こんな状態に巡り合ったら堪らなく嬉しいなあ、というのはある。それを例えると、

ゴルフを行っている時なら「飛んで曲がらない」
釣りなら「入れ食い」
外食なら「食べ放題」又は「おかわり自由」
筋トレ中なら「今日はバーベルが軽い!」
施術中なら「先生、身体が楽になりました!」(笑)

が何とも心地よく、私にとって大変好ましい状態だ。

こんな脳内麻薬がドバドバ出るハイな状態に、たまにはなりたいと思う今日この頃である(^^)/

釣りのお師匠さん

私にはかつて雷魚釣りの師匠がいた。

ひょんなことから知り合った。
年齢は2つくらい上だろうか?聞いたことが無いので実は知らない(笑)
今でこそ雷魚ゲームとはこうあるべし、と偉そうにブログで書いているが、その師匠と出会った頃の私は、今を思えば、まだ初心者に毛の生えた程度のハナタレであった。

彼はその時点で釣りの経験年数が25年以上はあり、いわゆる経験、実績共にエキスパートと呼ばれるようなレベルにあった。そしてその実力を私と同行した釣りで遺憾なく発揮し、私に雷魚ゲームは何たるかを実践で証明すると共に、様々なことを教えてくれた。目から鱗の驚きの連続であった。

私の地元や遠征先でも何度も一緒に釣りをしたが、師匠の釣りで印象に残った事が幾つかあった。

1つは地元のフィールドに何か所か案内した時のことだ。私はそれらのフィールドの状態をある程度は把握しているので、一番実績のある、その時点で良さそうなポイントを案内するのだが、師匠はたとえそのようなポイントであっても、釣れないと判断すると、たった3分くらいで戻ってくることもあった。理由を聞くと「気配が無い」とのこと。
私であれば、過去に実績があり、尚且つその時に雰囲気の良いポイントに入れば最低でも15分以上は手を変え品を変え様子を見るのだが(規模の大きさにもよる)、師匠は僅かな時間でそこの良し悪しを見切るのだ。
また、明らかに良さそうなポイントでも、多くの人が入りそうなポイントには入ろうとはしなかった。そういった所は雰囲気は良くても魚は確実にスレているから、なかなか釣れない。従って時間の無駄だと判断する訳だ。
これらは主に時間の限られた遠征をする時に、経験的に身に付けた物ではないかと推測した。釣れないポイントで粘っても結局釣れず、時間の無駄になることが実に多いからだ。地元であれば何度も通うことが可能だが、遠征ではこれが命取りとなってしまう。
私はその判断の甘さから遠征先で何度も痛い目にあってきた。

もう1つ印象に残っていたことは、これまた地元での出来事だが、実績はあるが、なかなか釣れないフィールドに案内した時のことだ。その池は地元の雷魚マンでも、1本でも釣れれば「あの池で釣ったのか?」と仲間内で思われる程の難攻不落の場所があった。
彼はその池に入るやいなや、わずか3分程で雷魚を釣ってしまった。
その直前に「じゃあ、お互いあっちとこっちで二手に分かれて釣りましょう」と話をして釣り始めた直後のことだった。
私は彼から少し離れた場所に入って、周囲の様子を伺っていたら何か音がするので、ふと見たら、彼が雷魚とファイトしているではないか!
直ぐに駆けつけ「どうやって釣ったのか?」と聞くと「呼吸に上がってきたので狙った」とあっさり答えた。80㎝近い雷魚だった。そう簡単には釣れる個体ではない。
雷魚ゲームでは、呼吸に上がってきた個体を狙い撃ちして釣る方法がある。理屈では分かることだが、地元の人間でもなかなか釣れない池で、ここまで鮮やかに釣ってしまうことが信じられなかった。

あと、経験豊富なのにとても謙虚なことだ。
通常あれ程の経験と実績があると、自分の選んだ方法に自信を持っているので、周りのやり方や考え方に左右されることは少ないのだが、彼は自分が釣れない、又は他の人が釣れている状況になると、すかさずその方法を参考にし、自らの結果に繋げてしまうことだった。
普通はプライドが邪魔をしてそういったことは出来ないものだ。彼は常に謙虚であり貪欲であった。

そんな師匠であるが、もう10年近く会っていない。それどころか今は音信不通となっている。元気にしているだろうか?まあ恐らく大丈夫だろう。きっと今日も何処かで釣りをしているハズだ。そして周りの人が唖然とするほど釣っているに違いない・・・(@_@)


リベンジマッチ

日常の中では幸いにして色々なリベンジマッチが存在するが、今回は釣りの話である。

雷魚をやっていて不思議に思うことが沢山あるが、その1つに「リベンジマッチが成功しない」という事がある。

それは、ある時ある場所で釣りをやっていて、そこそこと思われるサイズを掛けたのにバラしてしまうと、悔しさの余り「もう1回!」と思うのだが(誰でもそう思う。逃がしたサイズが大きければ大きい程)、雷魚に関しては、そのチャンスが殆ど巡ってこないことが多い。

つまりどういう事かと言うと、例えば野池の場合、その池で生息する大きいサイズの魚ほど、その池の中の一等地に陣取っていることが多い。
つまりは水が綺麗で、地形変化や障害物など身を隠す物があり、かつエサが豊富な場所などを好む。
従って、それらを読み取ることが出来れば、釣りをしながら、どの場所をどう攻めれば大型が釣れるのか?ということが分かってくる。(実際はそんな上手く行かないが・・・)

私の過去の経験では、ブラックバスはその傾向が強くあり、結構良いサイズのブラックバスを掛けたのにバラしてしまったが、その1週間か10日後に、同じ場所を同じ様に攻めて、再び同じと思われるブラックバスを釣り、リベンジマッチを成功させたことが何度かある。
ちなみに同じ肉食のナマズは、夕方(夜行性なので)になると、エサを探しに縄張りのエリアをウロウロと回遊するので、活動範囲は広くなるのだが、ある程度その個体によってのルートは決まっていると思う。従ってその回遊ルートが分かれば、狙って釣ることが可能となる。ただナマズはそこまで数を釣っていないので仮定の話であるが。

ところが雷魚は不思議とそう上手くは行かない。
理由は陣取る範囲が気まぐれで限定しずらいことや、回遊するスピードが思った以上に速いこと。他には警戒心が非常に高い魚なので、一度バラすと、暫くの間は同じ方法では釣れないことが理由としてあると思う。
私の感覚だが、一度釣り針が掛かった雷魚は、仮に釣り上げる途中で外れたとしても、それを1年くらいは覚えているのではないだろうか。(もちろん個体差はある)つまり雷魚に関しては、結構良さそうなサイズをバラしてしまったので、次回にもう1回勝負!と必死になって実行した所で、警戒されて全く相手にされない。又はもうそこには居ない、ということばかりなのだ。これまでにリベンジマッチが成功したことは、はっきり覚えているのは1度しかないくらいだ。

ところが先日2度目?のリベンジマッチに成功した。しかも数年越しの3度目の正直である。

そこは、私が10年以上前からシーズン中に1回だけ行っている野池での話だ。
その池の一角に、水生植物のカバーがゴチャゴチャっとした所があり、そこに居ついている雷魚がいる。見る人が見ればすぐに分かる怪しいポイントだ。

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数年前のある日、そこの護岸された高い足場から、真下にある水面のカバーの様子を見ていると、それっぽい気配があった。そっとフロッグを送り込むと、静かな音で吸い込むようにフロッグを持ち込んだ。その喰い方から私は直感的に小型(50㎝くらい)だと思い、魚体を飛ばさないようソフトにフッキングした。
ところがその直後、真上にフッキングした勢いで水面に顔を出したのは70㎝を軽くオーバーするような魚体だった。「おおっ!」と思ったの一瞬で、フッキングが柔かったせいで、直ぐにバラしてしまった。

しまった・・・(T_T)

小型と判断した自分を悔やんだが後の祭りである。もうそのシーズンは喰わないだろう。また来年にリベンジしようと誓った。

ということで、その1年後の同じ時期に訪れたが、その年は反応が無かった。警戒しているのか、ご不在なのかは分からない。それ以降も毎年シーズンに1回だけ、ヤツが喰ってくるのを期待してその池を訪れた。
なぜシーズンに1回だけかと言うと、そこに必ず居るかも知れないが、何度も同じ場所を叩いて雷魚にストレスを与えたくないからだ。

そして動きがあったのは4年後くらいだった。
その年も同じように1回だけポイントに足を運んだ。カバーの状態もまずまずだ。近づくことによって警戒されないよう私は10mくらい離れた位置からそっとカバー際にフロッグを送り込んだ。
うまい具合に着水した直後、水面に小さくうねりが見えた。
近くにいた雷魚がフロッグの真下に付いた動きだ。
直感的にこれは喰うぞと判断。自分の体勢を整えフッキングの準備をする。しかし直ぐには喰わないので、僅かに「チョン」と動きを加えると、鈍い捕食音と共にフロッグが消えた。
タイミングを計ってフッキングを行うと、何と手前に飛んできてしまった。雷魚がこっちを向いていたのだろう。
手前に飛ばしてしまうと魚体が着水直後にラインがたるんでしまって、その隙にフックが緩みバラしてしまうことがある。
この時はまさにその通りで「ヤバイ!」と思った瞬間にはもう逃げられてしまった。

しまった・・・(T_T)

何年か振りの、千載一遇のチャンスだったのにまた失敗してしまった。
再び悔やんだが、手前に飛んでしまうのは運だから仕方がないと気持ちを切り替えた。
それにしても今回は初めて魚体全体を見たが、やはり70㎝後半はありそうな大きさで健全な個体に見えた。ますます釣ってみたくなったが、勝負はまた来年以降に持ち越しとなった。

しかし私が勝手に「来年」と思っているが、その間はどうなるか分からない。他の誰かに釣られるかも知れない。扱いが丁寧な人なら良いが、そうでなければ大きなダメージを負うかも知れない。(釣り針が外せずに糸を切ってリリースした、という話は枚挙にいとまが無い。釣り人として最低限のモラルが無い人も残念ながら一定数いる)
しかも足場が高い所なので、釣り糸が細ければ掛かった後に切れてしまうこともある。そうなったら口にルアーが掛かったままになり、エサが喰えず、死に至るかも知れない。仮に釣られなかったとしても、寿命を迎えることもあるし、池が水抜きされて死んでしまうかも知れない。
リベンジマッチとか勝手に言っているが、そういった様々な条件を乗り越えてくれないと出来ないことだ。これまでここで釣りをやってこれたことには感謝しかないし、これから先もそうあって欲しい。

翌年は水が減水していて、例年とは雰囲気は異なっていた。一応慎重に探ってみたが、気配も反応も無かった。水中の様子はどうだったかは分からない。

そしてその翌年つまり今年、例年より1週間早かったが、また訪れた。
その日は、日の出と共に開拓に出かけ、1つ目の池でちょっとした成果を得た後、その野池がルート上にあったので2つ目の池として訪れた。
今年は池のあちこちにカバーが生えていたので、色々攻めてみたが、反応は1つもなかったので、結局いつものポイントに行った。果たして今年はどうか?
例によって距離の離れた位置から静かに探ったが、これといった反応が得られないので、こちらの気配を殺しながら少しづつ近づき、至近距離から様子を伺う。
カバーの状態や水の色や水位は問題無いので、あとは居るかどうか?
だが、全く無反応。
しかし雰囲気は良いので、投げずに石化けしていると、1本の雷魚が真下で呼吸に上がってきた。

「いた・・・」

すかさずそのピンポイントに小型フロッグを送り込む。すると水面の動きから喰ってくる気配があるので身構えた所に鈍い捕食音が響いた。

非常に良く暴れたが、動きが落ち着くのを待ち、足場が高いので慎重に抜き上げ、草の上に横たえた。

やった・・・(^^)v

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80㎝には満たないが、想像していた通りの個体だった。
老成魚に見えるが、暴れっぷりからすると、今まであまり釣られてこなかったのではないだろうか。フックを外す時に唇や口腔内を確認したが、信じられないことにフックの古傷など全く見られず綺麗な状態だった。とても嬉しかった。

今まで私の相手をしてくれたのはこの雷魚だったのだろうか?本当の所は分らないが、きっとそうだと思う。ようやく姿を拝めることが出来た。

雷魚の寿命は約10年と言われるが、あとどれくらい生きるのだろう?
俺はもう釣らないから天寿を全うして欲しいと思いながらリリースした。

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梅雨入り☔

幾分前のことだが東海地方が梅雨入りした。
ここ数年は毎年が異常気象と言っているが、梅雨入りのタイミングは大体いつも一緒なのが不思議である。全く自然というのはよく出来たもんだ。

で、患者さんとの話題で、梅雨入りの話をすると、ほぼ100%「梅雨はジメジメして嫌ですね~(^_^;)」となる。
それもそうだ。蒸し暑いというのは不快指数がアップする。洗濯物がスカッと乾かない。出掛ける時も雨の心配をしないといけない。食べ物の保存にも気を遣う。など色々なマイナス要素が増える。
特に主婦の方にとってこの時期は大敵だ。

では私個人的にはどうか?
確かに5月くらいの爽やかな陽気と比較すると、蒸し暑いのはよろしくない。1週間くらい曇りか雨が続き、太陽が殆ど出ない時は気が狂いそうになる。
しかし真夏の暑さに比べれば身体は全然楽である。
実は私は身体が頑丈なタイプではないので真夏に体調管理を怠ると夏バテをしてしまう。

それに筋トレを続けていると分かることなのだが、梅雨明けし、本格的な夏が訪れる7月中旬から8月一杯は必ず筋力ダウンが起こる。日中の暑さや寝不足などで体力を消耗するからだ。ついでに体重も少し落ちる。筋力ダウンはそれも影響しているだろう。ダイエットするには適した季節ではあるが・・・。まあ屋内で仕事をしているくせに情けない限りだ。
仮にこの時期に大会でもあるなら意地でも頑張るはずだが、パワー系の大会は三重県だと春と秋にあるので、わざわざ真夏に頑張る必要は無い。従って真夏はやや流し目の筋トレをして、この時期をやり過ごす。
逆に梅雨時はまだ涼しい分、体力的には問題ないので、重量と回数を意識した筋トレを予定通り行うことが出来る。(大した事をやっている訳では無いが・・・(^_^;))

では梅雨時期の釣りはどうなのか?
基本的に雨の日は不調である。水温が下がるし、急な増水や流れなど発生し、魚の活性が下がるからだ。
しかし蒸し暑い中でパラパラと少し雨が降っているだけであれば爆釣の可能性もある。晴れればなおのこと。
ただ、この時期は産卵~子育てに入る個体もあるので、そういった魚は絶対狙わないのが掟なので、いささか釣りしずらいのが現状だ。

あと仕事面ではどうか?
当院は予約をされる方がほとんどなので、昔と比較すれば、雨天であっても患者数が影響を受けることは少なくなった。
しかし高齢の方や、駅から徒歩でいらっしゃる方の場合は、キャンセルとなってしまうことも少なくない。だがその場合でも次の予約をして下さるので、殆どの場合は問題無い。ありがたいことだ。

それに以前であれば、梅雨と言うと、シトシトと糸を引くような雨が、毎日降り続くようなイメージがあったが、ここ数年は天気のメリハリがハッキリしていることが多いと思う。雨は☔、晴れは☀というように。
従って昔と比較したら雨に悩まされる機会は少し減っているかも知れない。

という訳で、この時季はそれほど苦手ではない。少なくとも寒い冬と比較すれば相当マシである。

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シーズン初雷魚👍

先日のナマズに続いて出ました雷魚。

5月中旬、今シーズン用に新しくチューニングした3種類の大中小フロッグを準備し、いざ某所へ出陣。

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前日の雨の影響(増水、濁り、流れなど)を心配したが、それは無く、水の条件はOK。気温も良し。風は少々あるので、雲はまるで秋雲のようだが、これくらいなら大丈夫。
肝心の雷魚の活性はどうか?これは未知数・・・。
という具合に、この釣りの釣果の半分以上は自然現象が握っている。釣る為のテクニックはそこから先の話だ。だからゲーム性が高いということも言えるのだが・・・(*_*)

背丈に近い藪をくぐり抜けてポイントを目指す。今の時季にこれだけの藪があると、あと1か月もしたら更に深くなるし、蜘蛛の巣や蚊が沢山現れるので、ここへの進入が不可能になりそうだ、困った。などと考えつつようやくポイントに入った。

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とりあえず新しく作った3種のフロッグ試しながら怪しい箇所を探る。が、何の反応も無い。前回のナマズの時と同じように、少しずつ移動しながら投げ続け、1時間近く経過したその時、岸際を引いていたフロッグに雷魚が近づいた。私は雷魚に気付かれないように反射的に身をかがめた。しかし距離は数メートル先なので、こちらからはよく見える。僅かにアクションを加えると、ピッタリとフロッグに付いたが喰うような雰囲気には見えない。そこでリアクションを誘う為に小気味良く「チョンチョン!」と動かすと、一気にバクっと喰ってきた。

上がってきたきたのは体格の良い中型だった。コンディションも良く、暴れっぷりが見事だった。こういった個体をチャッチすると無性に嬉しくなる。素早くフックを外し、写真を1枚。その後は丁寧にリリースした。

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5月に雷魚を釣ったのは何年振りだろうか?
とにかくこれで一安心。そして大自然に感謝(^^)/

シーズン初日が出た🎣

相撲では、力士にとって、その場所の初勝利を「初日が出た」と表現する。そのことから、私が釣りを行う時に、「春になってシーズンが開幕し、初めて1本キャッチした」という時に、この言葉を勝手に使用している(笑)。

基本的に私はフロッグゲームしか行わないので、4月中旬~10月中旬までがシーズンとなる。
例年だと4月中旬の陽気の良い日に試運転がてら1回フィールドに繰り出すのだが、最近はまあ釣れた試しは無い。それでも以前であれば、GWの前後に初日が出るのだが、ここ数年はなかなか釣れない。ひどいシーズンは、秋になっても1本も釣れておらず、シーズンオフ間近の10月になってようやく釣れたということもある。

狙うのはもちろん雷魚だが、同じ生息エリアと釣り方でナマズが釣れることがあるので、仮にナマズだったとしてもそれは大歓迎だ。

この日は県内の河川に繰り出し、あるポイントで回遊してくる魚を狙った。暫くの間は全く反応が無かったが、小一時間経過した辺りで「ガボッ」と出た。60㎝近い丸々したナマズだった。雷魚ではなかったが、私は大満足だった。

今回は釣果は勿論のことだが、シーズン初日がGW中という事は久し振りのことだった。幸先が良いスタートを切れた。つまり今シーズンは期待しても良いのか?(笑)




ロデオのナマズ用ポッパーで出た!
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雷魚ゲーム3

次はニッチな世界の雷魚ゲームをもう少し詳しく解説していきましょう。

雷魚が生息するエリアはどういった所か?
その存在を知っている方であれば何となくイメージ出来るかと思う。
平地にある池や沼や水路など水深が浅くて流れのあまり無い所ですね。
そして雷魚は水生植物の中が好み。ヒシ、ハス、ガガブタ、浮草、カナダ藻などの水生植物は身を隠したり、餌を捕食するのに都合が良いからです。
気持ち悪いと称されることもある魚体の色合いは、そうした自然の中でのカモフラージュなカラーなのですよ。
更にあの魚体は、そういった込み入った箇所に入り易いような機能的な形状をしています。雷魚はそうした環境の中で、適するよう進化し、これまで生息している訳です。

そして釣りをするにはこのような環境で生息する魚をキャッチしなくてはいけません。
その為に必要なことは、それに応じた釣り竿や糸や仕掛けが要ります。
雷魚が好む水生植物(カバー)の中にアプローチし、魚をカケて、引っ張ってこないといけません。したがって、他の釣りとは違って、随分と頑丈な道具(タックル)が必須となりますし、カバーの中で釣り針(フック)が引っかからないルアー(この場合はフロッグというルアー)が必要。したがって他の釣りと比べると汎用性の低い(目的に特化した)タックルを駆使します。そしてカバーにいる雷魚にアプローチし、フロッグというルアーを彼らの獲物などに見立てて、誘うわけです。

こういった一般的な釣りとは違い、目的が特化した雷魚ゲームは、釣り人口全体から見たら、ほんの極1部の釣り人しか行わないのですが、その分、熱狂的なマニアがいる釣りスタイルとして秘かに存在しています。
私もそれに魅了された1人です。年々釣れなくなっているが、それでも1本の雷魚との出会いにワクワクしながら、シーズンになれば、フィールドに立っている。

上の写真は通称フロッグというルアー 。伝統あるスナッグプルーフ社のエクストリームフロッグ(USネイビーカラー)私の当たりフロッグです(^^)/

雷魚ゲーム2

1から随分と日数が経過してしまったが、雷魚ゲームもそろそろ開幕なので、その2を書いていこう。

雷魚という魚は昭和の頃ならいざ知らず、現在はその姿をなかなか見ることはありません。特定外来生物に指定はされてないので、そこまで積極的に駆除されている訳ではありませんが、殆どが土地開発や、水質の悪化、または私達のような釣りをする人間によるものでしょう。
そのような流れは昭和の終わりごろから薄々分かっていたので、賢明な釣り人達が、その中でいかに末永く雷魚釣りを楽しむかを考えた結果に「雷魚ゲーム」というスタイルが出来上がりました。それは他の釣りの常識とはいささか異なるもので、大雑把に言うと
・掛けた雷魚を確実にキャッチアンドリリースする為に、頑丈な道具を使用する。
・釣り針のダメージを減らす為にカエシのある針を使用しない。
・釣りシーズンを限定する。
・産卵床や稚魚を守る親魚を狙わない。
・同じ釣り場に何度も行かない。
・場所は公表しない。などなど。
細かいことはまだまだあるのだが、この様なルールを30年近く前から謳ってきました。他の魚種と比較すると随分縛りがありますね。
こういったルールに異論を唱える釣り人(特に他の魚種をメインで狙う人)も多くいましたが、ここ10数年の日本全体としてのルアー釣り産業の縮小化を考えれば、あながち間違っていなかったと言えるでしょう。
それというのも、釣りというのは、魚が健全に生息する環境と、そこの土地を所有する方や地元の方の理解があって初めて存在するものだからです。
その為には、釣り人という以前に、人として良識のある行動が取れるのか、が基本でしょう。

例えばある場所・・・海の防波堤での釣りがブームになったとします。釣れると分かれば、愛好家がその場所に殺到します。釣り人が多くなれば魚は警戒し、釣れなくなります。そこで釣り人の入れない、立ち入り禁止の区域に、釣り人が入る様な困ったことが起こります。更には訪れる人が多くなると、車が停められなくなり、その挙句に違法駐車が増えます。糸や釣り針やコンビニ袋などのゴミが増えます。この様なことが続くと地元の方は怒ってしまい、防波堤全体が釣り禁止となるのです。
こういったことが原因で、魚が居なくなってしまった場所や、釣り禁止になった場所が全国至る所にあります。こうした基本的なことを踏まえたうえで、前述した「雷魚ゲーム」というスタイルがあり、釣り人のエゴなどのバランスを取りながら、釣り場や魚の生息する環境を、大幅に減りつつも、何とか守ってきたということなのです。

上の写真は菱が繁茂する野池。こういった水生植物のある池はいまや貴重な存在です。

続く

雷魚ゲーム

タイトルから何だそれ?という感じですが、釣りというジャンルの中にも様々な釣りスタイルがあり、その中の一つのスタイルに「雷魚ゲーム」というモノがあります。

元々、小学校の頃から父や友人の影響で釣りを少しやっていましたが、最初にハマったのは桑名に引っ越し中学から始めたルアー釣りでした。

当時は第一次ルアーブームの後半あたりで、周りの同級生の多くが一度はルアーをやっているような時代。また当時の自然環境は、今とは全く違っていて、各地で土地開発が進みつつも、まだそのようなルアー釣りが出来る環境が周辺に沢山あったと記憶しています。

私は友人の勧めで始めたルアー釣りにハマり、更にその流れの中で知った「雷魚」という魚の姿や大きさなどから、本能的な琴線に刺激を受け、この魚を釣ってみたい!と思うようになりました。

ただ当時は日本にとってもルアー釣りの黎明期で、ブラックバス釣りはまだしも、特に雷魚釣りというジャンルには「これが最適」という明確なスタイルが日本にも世界にも無い時代。

雷魚という魚はルアー釣りをする人間からも「見た目が気持ち悪い」「扱いずらい」などの理由から敬遠する人も多く、ブラックバスのような花形ではなくマイナー路線だったからでしょう。

しかしそんな魚ながらマニアな人間は存在するもので、80年代後半から90年代中盤あたりに、マニアの間で雷魚釣りというジャンルが次第に形造られていきました。それがタイトルにもあります「雷魚ゲーム」というスタイルです。

その方法に関してはまた後述することにしましょう(^^)/

写真の雷魚は10年近く前に遠征先でキャッチした会心の1本。それ以降、このサイズは釣っていない・・・(T_T)