シーズン初日が出た🎣

相撲では、力士にとって、その場所の初勝利を「初日が出た」と表現する。そのことから、私が釣りを行う時に、「春になってシーズンが開幕し、初めて1本キャッチした」という時に、この言葉を勝手に使用している(笑)。

基本的に私はフロッグゲームしか行わないので、4月中旬~10月中旬までがシーズンとなる。
例年だと4月中旬の陽気の良い日に試運転がてら1回フィールドに繰り出すのだが、最近はまあ釣れた試しは無い。それでも以前であれば、GWの前後に初日が出るのだが、ここ数年はなかなか釣れない。ひどいシーズンは、秋になっても1本も釣れておらず、シーズンオフ間近の10月になってようやく釣れたということもある。

狙うのはもちろん雷魚だが、同じ生息エリアと釣り方でナマズが釣れることがあるので、仮にナマズだったとしてもそれは大歓迎だ。

この日は県内の河川に繰り出し、あるポイントで回遊してくる魚を狙った。暫くの間は全く反応が無かったが、小一時間経過した辺りで「ガボッ」と出た。60㎝近い丸々したナマズだった。雷魚ではなかったが、私は大満足だった。

今回は釣果は勿論のことだが、シーズン初日がGW中という事は久し振りのことだった。幸先が良いスタートを切れた。つまり今シーズンは期待しても良いのか?(笑)




ロデオのナマズ用ポッパーで出た!
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雷魚ゲーム3

次はニッチな世界の雷魚ゲームをもう少し詳しく解説していきましょう。

雷魚が生息するエリアはどういった所か?
その存在を知っている方であれば何となくイメージ出来るかと思う。
平地にある池や沼や水路など水深が浅くて流れのあまり無い所ですね。
そして雷魚は水生植物の中が好み。ヒシ、ハス、ガガブタ、浮草、カナダ藻などの水生植物は身を隠したり、餌を捕食するのに都合が良いからです。
気持ち悪いと称されることもある魚体の色合いは、そうした自然の中でのカモフラージュなカラーなのですよ。
更にあの魚体は、そういった込み入った箇所に入り易いような機能的な形状をしています。雷魚はそうした環境の中で、適するよう進化し、これまで生息している訳です。

そして釣りをするにはこのような環境で生息する魚をキャッチしなくてはいけません。
その為に必要なことは、それに応じた釣り竿や糸や仕掛けが要ります。
雷魚が好む水生植物(カバー)の中にアプローチし、魚をカケて、引っ張ってこないといけません。したがって、他の釣りとは違って、随分と頑丈な道具(タックル)が必須となりますし、カバーの中で釣り針(フック)が引っかからないルアー(この場合はフロッグというルアー)が必要。したがって他の釣りと比べると汎用性の低い(目的に特化した)タックルを駆使します。そしてカバーにいる雷魚にアプローチし、フロッグというルアーを彼らの獲物などに見立てて、誘うわけです。

こういった一般的な釣りとは違い、目的が特化した雷魚ゲームは、釣り人口全体から見たら、ほんの極1部の釣り人しか行わないのですが、その分、熱狂的なマニアがいる釣りスタイルとして秘かに存在しています。
私もそれに魅了された1人です。年々釣れなくなっているが、それでも1本の雷魚との出会いにワクワクしながら、シーズンになれば、フィールドに立っている。

上の写真は通称フロッグというルアー 。伝統あるスナッグプルーフ社のエクストリームフロッグ(USネイビーカラー)私の当たりフロッグです(^^)/

雷魚ゲーム2

1から随分と日数が経過してしまったが、雷魚ゲームもそろそろ開幕なので、その2を書いていこう。

雷魚という魚は昭和の頃ならいざ知らず、現在はその姿をなかなか見ることはありません。特定外来生物に指定はされてないので、そこまで積極的に駆除されている訳ではありませんが、殆どが土地開発や、水質の悪化、または私達のような釣りをする人間によるものでしょう。
そのような流れは昭和の終わりごろから薄々分かっていたので、賢明な釣り人達が、その中でいかに末永く雷魚釣りを楽しむかを考えた結果に「雷魚ゲーム」というスタイルが出来上がりました。それは他の釣りの常識とはいささか異なるもので、大雑把に言うと
・掛けた雷魚を確実にキャッチアンドリリースする為に、頑丈な道具を使用する。
・釣り針のダメージを減らす為にカエシのある針を使用しない。
・釣りシーズンを限定する。
・産卵床や稚魚を守る親魚を狙わない。
・同じ釣り場に何度も行かない。
・場所は公表しない。などなど。
細かいことはまだまだあるのだが、この様なルールを30年近く前から謳ってきました。他の魚種と比較すると随分縛りがありますね。
こういったルールに異論を唱える釣り人(特に他の魚種をメインで狙う人)も多くいましたが、ここ10数年の日本全体としてのルアー釣り産業の縮小化を考えれば、あながち間違っていなかったと言えるでしょう。
それというのも、釣りというのは、魚が健全に生息する環境と、そこの土地を所有する方や地元の方の理解があって初めて存在するものだからです。
その為には、釣り人という以前に、人として良識のある行動が取れるのか、が基本でしょう。

例えばある場所・・・海の防波堤での釣りがブームになったとします。釣れると分かれば、愛好家がその場所に殺到します。釣り人が多くなれば魚は警戒し、釣れなくなります。そこで釣り人の入れない、立ち入り禁止の区域に、釣り人が入る様な困ったことが起こります。更には訪れる人が多くなると、車が停められなくなり、その挙句に違法駐車が増えます。糸や釣り針やコンビニ袋などのゴミが増えます。この様なことが続くと地元の方は怒ってしまい、防波堤全体が釣り禁止となるのです。
こういったことが原因で、魚が居なくなってしまった場所や、釣り禁止になった場所が全国至る所にあります。こうした基本的なことを踏まえたうえで、前述した「雷魚ゲーム」というスタイルがあり、釣り人のエゴなどのバランスを取りながら、釣り場や魚の生息する環境を、大幅に減りつつも、何とか守ってきたということなのです。

上の写真は菱が繁茂する野池。こういった水生植物のある池はいまや貴重な存在です。

続く

雷魚ゲーム

タイトルから何だそれ?という感じですが、釣りというジャンルの中にも様々な釣りスタイルがあり、その中の一つのスタイルに「雷魚ゲーム」というモノがあります。

元々、小学校の頃から父や友人の影響で釣りを少しやっていましたが、最初にハマったのは桑名に引っ越し中学から始めたルアー釣りでした。

当時は第一次ルアーブームの後半あたりで、周りの同級生の多くが一度はルアーをやっているような時代。また当時の自然環境は、今とは全く違っていて、各地で土地開発が進みつつも、まだそのようなルアー釣りが出来る環境が周辺に沢山あったと記憶しています。

私は友人の勧めで始めたルアー釣りにハマり、更にその流れの中で知った「雷魚」という魚の姿や大きさなどから、本能的な琴線に刺激を受け、この魚を釣ってみたい!と思うようになりました。

ただ当時は日本にとってもルアー釣りの黎明期で、ブラックバス釣りはまだしも、特に雷魚釣りというジャンルには「これが最適」という明確なスタイルが日本にも世界にも無い時代。

雷魚という魚はルアー釣りをする人間からも「見た目が気持ち悪い」「扱いずらい」などの理由から敬遠する人も多く、ブラックバスのような花形ではなくマイナー路線だったからでしょう。

しかしそんな魚ながらマニアな人間は存在するもので、80年代後半から90年代中盤あたりに、マニアの間で雷魚釣りというジャンルが次第に形造られていきました。それがタイトルにもあります「雷魚ゲーム」というスタイルです。

その方法に関してはまた後述することにしましょう(^^)/

写真の雷魚は10年近く前に遠征先でキャッチした会心の1本。それ以降、このサイズは釣っていない・・・(T_T)