打ち上げ花火は盛り上がる!

久しぶりにゴルフのマニアックな話だ。
今回の内容はゴルフをされる方は勿論、されない方にも理解してもらえると幸いだ。

ゴルフで飛距離を出す場合、3要素というのがあって
①ボール初速(ヘッドスピード)
②打ち出し角
③スピン量
が重要となる。

①は誰もが考えると思う。
②はドライバーの場合は15度くらいが適正角度らしい。
③は個々の好みによるが、1800~2200回転くらいが適正らしい。

「らしい」と表現しているが、①のボール初速と関連してくるのでそれにより変化するし、コースを攻略する場合に、その人の好みにもよる。

我々アマチュアゴルファーが1打目にドライバーを打つ時は、基本的に1ヤードでも遠くに行ってほしい。しかも出来ればフェアウェイ上に。
ゆえに皆さんあれこれ考えてどうやったら遠くに飛ばせるか日々試すのである。
もちろん私も以前はそんなことをずっと考えて試行錯誤していた分、私なりの解答があるのだが、最近のある傾向に「?」を抱いている。

それは世界的な傾向になるのだが、②の打ち出し角がやたら高いのだ。
15度どころではない。20度・・・いやもっとありそうだ。

お一人様ゴルフで時々競技ゴルファーと一緒になるのだが、全員そんな球を打って280ヤードくらいは飛ばす。まるで9番アイアンの弾道と同じくらい。

それにゴルフ中継を観ていると、解説者が「この選手のドライバーは球が高いですよね~」と、もてはやしているのを時々聞く。

確かに計測データーによると打ち出し角が高い方がキャリーが稼げる。我々がキャッチボールなどで遠投する時もなるべく40度くらいの角度に向かって投げると思う。それの方が飛ぶと経験上分かっているからだ。

それにゴルフの場合、打ち上げホールや雨などで着弾後のランが期待出来ないときはキャリーで飛距離を稼いだ方が良い。
それにドライバーでのハイボールは見ていて気持ちがイイ。同伴者からも「おおーっ」と感嘆の声ががる。皆さんこれが大好きなのだ。ちなみに競技ドラコンの選手も多くがそうしたボールを打つ。

但し、見た目には派手な打ち上げ花火になるのだが、それが=その人にとっての最大飛距離なのかと考えると私は「?」と思う。

なぜならゴルフのデーターブックなる書籍には確かにその実験結果が載っている。しかしそこにはキャリーのみしか書かれておらず、ランも含めた飛距離の記載は無い。ゴルフの場合はボールのスピン量や落ちてからの転がり(ラン)の仕方もあるので、キャリーだけでは判断出来ないのだ。
ゴルフの飛距離というのはランも含めた数値だ。(但し自分の飛距離を把握する場合はキャリーが基本となる)

それに私がずっと前に読んだ本には、ボール初速が早ければ早いほど、打ち出し角の違いによるキャリーの差はあまり出ないとされていた。その証拠に最近のデーターを見ても打ち出し角が9度と15度の比較では、確かに15度の方がキャリーは飛んでいるが、その差は10ヤードも無い。

それよりも実際は打ち出し角の低い9度の方がキャリー後のランが多く出る。着弾時の角度が違うからだ。

ちなみに最近の私の場合で恐縮だが、練習場に設置されているトップトレーサーという計測機によると、同じクラブでロフト12度と8.5度を比較した場合、初速65mくらいで打つと、大体ロフト+1~2度の角度で打ち出される。そしてキャリーが220ヤードくらいで同じ。但しそこからのランで大きく差が開き、12度は10ヤードくらい。8.5度は40ヤードくらい出る。
従ってトータル距離は12度が230ヤードで8.5度は260ヤードになる。

その差は実に30ヤード。これは大きい。もしラウンドでこれだけ差が付くとリアルに飛距離差を感じるし、セカンドショットでのクラブが2番手は変わる。この差は心理面でも大きく違う。

ちなみにスピン量の違いによるランの出方は、打ち出し角の低いローボールでは差が出るが、高打ち出し角のハイボールではそれほど出ない。
その結果、高打ち出し角のロースピンが最も飛ぶとされているが、それはキャリーのみで、ランも加えて考えると低打ち出し角のロースピンが最も飛ぶのが私の考えだ。

ただ、プロの場合はドライバーであっても「この辺に置く」という意識があるので、あまりランが多いのは戦略的にやりずらい面もあると思う。しかしランが多く出て、条件の良い箇所から次のショットが打てればそれに越したことはない。それにこういった場合にテレビ中継を観ていても「これはランがでていますねえ~」と実況や解説者が讃えている。セカンドの距離が短くなり明らかに有利だからだ。

さらに言うと、風が強い時にはハイボールはその影響を受けやすいが、ローボールはそれが少ないのでスコアメイクがし易い。もっともプロであれば球の高さなど調整するのは訳もないことではあるが、アマチュアではそうもいかないだろう。また滞空時間のあるボールは曲がりだしたらどんどん曲がってしまう。真っ直ぐ飛ばせる技術があればよいが、そうでなければリスクがある。

こういった理由から私はドライバーに関しては現代の主流から外れたローボールという攻略をしているのだが、それは見た目はどうであれ、少しでもリスクを減らしてボールを前に持っていきたいという一心からなのだ。

ただドライバーでナイスショットを打っても、同伴者からは「ナイスショー」とは言われるが、「おおーっ!ナイスショー!!!」とは言われないのである。
でもそれで良い。ゴルフは何より結果である。


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