先日のオーストリアGPでレッドブルホンダを駆るマック・スフェレスタッペンが優勝した。
ホンダが第4期?としてF1に復帰して5年目でようやく勝った!なんかホッとした。第2期である80年代の圧倒的な強さを見てきた世代としては第3期も4期も物足りなく仕方がないのだが、これを足掛かりに常に勝ちを狙えるマシンになって欲しい限りだ。
ところでフェレスタッペンと聞いて思い出されるのは、今から20年くらい前、毎年秋の鈴鹿サーキットでF1を観戦していたのだが、マニアックな観戦法の1つに「下位チームにいてマシンに恵まれているとは言えないが、実力のあるドライバーを見い出す」という観戦方法がある。
当時はマックス・フェレスタッペンの父親であるヨス・フェレスタッペンが走っていたのだが、その当時、私の知り合いで、モータースポーツ観戦歴が私より遥かに長い「T氏」という方が、「フェレスタッペンがいい走りしているわ~」と言っていた。
当時のフェレスタッペンはまさに下位チームにいて、成績面では決して目立つ存在ではなかったのだが、見る人が見れば、速く走る実力はあるドライバーだというのが分かるのである。
私はその時点で全くノーマークなドライバーだったので、自分の見る眼の無さを悔やみつつ、翌年の鈴鹿でフェレスタッペンの走りを1~2コーナーで食い入るように見た。
確かにスロットルの開けっぷりに思い切りの良さを感じ、「もっと速いマシンに乗ったら目立つ存在になりそうだな」と感じた。
しかし結局の所、父親のヨスフェレスタッペンはF1ではこれといった成績を収めることなく、残念ながらF1界を去って行った。
ところがその血統は子に受け継がれ、マックスフェレスタッペンは優勝は勿論、チャンピオンも狙えるようなドライバーに成長した。
T氏の見る眼は確かだったことと、私の眼はフシアナだったことが証明された。(*´Д`*)
とにもかくにもHONDAさんには、かつての「POWERED by HONDA」の名に懸けて素晴らしいエンジンを造って欲しい!
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