90の壁

90という数字は何か魔力や魅力、または重苦しい壁を感じる。
100という数字は良くも悪くも何かひとつの大台に入ってスッキリした感じや完璧な思いがあるし、80というと安全圏内に入っていたり、まだ余裕があり、何となく気持ちが楽な感じがする。一方、90はその中間であり、切羽詰まるとかギリギリの雰囲気がある。
余談になるが、よく商品のCMで「顧客満足度93%!!」とかやっているが、これは80%台だと説得力に乏しくなるし、100%はあり得ないので、全て90%台にしているのだ。これも人間心理の90マジックである。

私にとっての90とは、また趣味の話になるが・・・色々な物に絡んでくる不思議な数字である。

数年程前では無いが今でも筋トレはちょこちょこやっている。
筋トレのメインはベンチプレスだ。ゴルフの為の身体作りや、腰痛予防の腹筋などもやってはいるが、バーベルを使用して行うエクササイズで一番面白いのはベンチプレスにおいて他は無い。
しかし今は情けないことに右肩が完全回復しておらず、60~70㌔でお茶を濁している。とは言えやはり「それなりにやっている」からには100キロは挙げたい。

仮に右肩が何の問題も無くなれば、2ケ月くらい本気でやれば100㌔以上は挙がるだろう。
100㌔以上の力が付けば、日頃のトレーニング重量は90㌔くらいになるので、そこを目指したい。
90でセットを組むのは少なくとも初心者では難しい。従ってこれがベンチプレスにおける90の壁である。

雷魚釣りはどうか?
雷魚の場合は単純で90cm以上が大型の基準となる。
しかしこれが設定されたのは昭和の頃で、当時はまだ全国各地に雷魚がいた。ところが平成に入り、水辺の生物にとっての環境が厳しくなり、その数が激変した。
それでもまだ居る所には居るので、全国の雷魚マン達はそれを狙って日々東奔西走している。
が、自然が相手なので中々厳しい。90なんてのは夢のまた夢で、現実には80アップでもそうそう釣れないのがリアルな現状である。

ただそんな時代であっても釣る人は釣るのである。SNSで大型雷魚を高々と掲げて何本も画像をアップしている人も居るのだ。こういった人は特殊なシックスセンスを持っているのではないかと思う。
残念ながらそういった能力が私に無いのは悔しいが、凡人は凡人なりに頑張るしかない。

次にゴルフ。
このブログでも何度か書いたが、初心者ゴルファーの壁が100となるが、一般ゴルファーの平均スコアも大体そんなモンである。
この100というのは滅多にラウンドしない人には途方もない壁になるが、積極的に取り組む人にとってはそれ程の壁にはならない。問題はその先の90の壁である。
ちなみに80も壁にはなるが、ここに挑めるのは相当の上級者で、かなりやり込んでいる方達である。
これにはそれ相当の資金力と時間と情熱、またはセンスが必要で、少なくともエンジョイゴルファーの領域では無い。


だから一般的に立ちはだかる壁は90となる。
90を切るということはボギーペース以下で回らないといけない。
これは月イチゴルファーにとっては大変なのだ。
ちなみに私もベストは90を切っているので、毎回ラウンドの目標は90切りとなるかと思いきや、実際はそう甘くは無い。
この辺りの実力だと、現実的な平均スコアはベストの+10打くらいになる場合が多いので、私の場合、毎度の目標は最低100切りとなり、出来れば90台前半で回れると嬉しい、となる。

ついでに書くと、今年から飼い始めたオオクワガタも90の壁がある。
と言うのも、現在の日本レコードが93.2㎜なので、多くのブリーダーさん達の目標は完全個体で90オーバーを出す事になるのだ。
私は数頭飼っているだけで、ブリードはしていないが、SNSを見ていると皆そこに挑んで、結果に一喜一憂している。
大型化させるには大型血統を卵から管理し、幼虫からたんまり栄養を与えてデカくするのだが、それだけでは90を超える成虫になるとは限らないようだ。幼虫のままサナギにならなかったり、成虫になっても羽化不全となったり色々あって、結構難しいらしい。
そして90オーバーが出れば、それを種親にして、更に大きな個体を出せる様に試行錯誤するようだ。
日本一ブリーダーの称号を得るために。


従て、オオクワガタも雷魚と同じで自然が相手となる。
いくらノウハウがあっても結果を出すには、経験から導き出されたセオリーにプラス、運やギャンブル的な要素が必要となる難しい世界だ。
ただ雷魚との大きな違いは、オオクワガタ業界は発展途上なので、まだまだこれからも確実に伸びる世界だ。数年後にはレコードが95㎜以上になるに違いない。それに伴いブリーダーさん達の目標もアップするので、初心者ブリーダーでも90の壁をたやすく越える日が来るかも知れない。

といった事から私にとって90という数字は何かとつきまとう縁を感じるのだ。
いっその事、自分の背番号の気持ちでいようとさえ思う、今日この頃だ。


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