今年のGWは特に遠出をする予定が無く、自宅にいる時間が長いのは容易に想像出来たので、一度観て見たかった映画の中古DVDを購入して期間中に観賞しようかと企てていると、嫁さんから「それならば有料のU-NEXTを一ケ月お試しで入ってみて、そこで観れば?」と提案してくれた。
なるほど。いわゆるサブスクって何一つやってないし知らないので、この機会に良いかも。しかも一ケ月見放題なのであれもこれも観賞出来る。
ということで連休に入ると同時に申し込み、空いた時間に観ることにした。
初めに選んだ映画は「遊星からの物体X」・・・これ誰か知っている人いるのだろうか?・・・。この映画は2011年にリメイクされた。元々は1982年の制作である。
- 1982年、南極大陸でノルウェー観測隊が氷の下にある巨大な構造物を発見する。古生物学者のケイト・ロイドは、アメリカ人とノルウェー人で構成された国際探査チームに招集され、南極を訪れる。その目的は発見された巨大宇宙船と地球外生命体の調査だった。
- 氷漬けの地球外生命体は基地に搬入され、生態を調査されることになる。基地の隊員たちは歴史的大発見に喜んでいたが、その夜に生命体(=「物体」)は氷を破砕して蘇生し、基地外に逃走する。「物体」はノルウェー隊が飼っていた犬を殺害したうえ、隊員の1人を襲って倉庫に逃げ込もうとするも、隊員が放った燃料に放火したことで倉庫ごと焼却された。
- 隊員たちは焼却された「物体」の死骸を解剖し、その細胞がまだ生きていることや、襲った隊員を体内で取り込んでその姿に擬態するという生態を知る。さらには、隊員の骨折した骨に埋められていた金属プレートが、「物体」の体内から発見される。「物体」は、有機細胞ではない金属製のプレートについては同化・複製できなかったのである。
- 隊員たちの数名は他の基地へ移動しようとヘリコプターで離陸するが、ケイトはシャワールームで大量の血痕と共に歯の詰物の破片を発見する。ケイトがヘリに基地への帰還をうながすも、すでに搭乗した隊員の1人に擬態していた「物体」により墜落してしまう。
- 観測隊の多数の隊員たちは基地から避難することに意見の一致を見るが、ケイトは「もうすでに隊員の誰かに『物体』が同化し擬態している」という意見を主張し、立ち向かうことを促す。しかし、それは誰が本物の人間で、誰が「物体」なのか不明なまま、恐るべき力を秘めた不死身の怪物と対決する事を意味していた。次々と襲われ、その体細胞を侵食されることで同化していく隊員達。1人、また1人と怪物化していく仲間の姿を前に隊員たちは疑心暗鬼と恐怖に襲われていく。
- ウイキペディアより。
この映画は40年前に怪獣系の本で紹介されていて、その時から興味はあったのだが、どう考えてもホラー系の映画なので、当時そういった映画が苦手だった私は観る勇気が無いまま現在に至ってしまった。そして最近になって偶然、午後のCBCラジオ「北野誠のズバリ」で、本人がこの映画の事を「メッチャ面白い」とコメントしていて、それが気になっていた。
冒頭の中古DVDを購入しようかと思案していたのはこの映画であった。主な内容は太字の通りだが、最近のコロナ事情にも通じる所があって確かに面白かった。
続いて椅子に座った体勢のまま次に検索したのは黒澤映画の1つである「用心棒」
この手の映画では、その翌年公開され、最近は織田裕二が主演となってリメイクされた「椿三十郎」が有名だが、個人的にはバラエティ色が濃くてあまり好きにはなれなかった。用心棒の方がリアル感があって全映画の中で1番好きである。
この映画を知ったのは潜水艦マンガである「沈黙の艦隊」の単行本で、話の合間に作者の「かわぐちかいじ」が、私の好きな銀幕のヒーローみたいなお題で、何人かの映画スターを紹介していた中の一人に用心棒を演じた「三船敏郎」があったのだ。
興味を持った私は映画をレンタルしようかと考えていたのだが、何とタイミングよく金曜ロードショウか何かで放送される事となったのでビデオ録画して観た。1961年の作品とあって白黒映画ではあったが想像以上の面白さであった。
ストーリーの妙も見事だが、何より三船敏郎のズル賢く人情深い存在や、殺陣の鮮やかさが印象に残った。私はこの映画を観て当時勤めていた会社員を辞めて独立開業して生きていく覚悟を固めたと言っても過言ではない。
私はこの映画の三船敏郎の様な振舞いはとてもとても出来ないが、男であればあんな風に生きてみたいと、今でも明確に思うような作品である。視聴が出来る5月は暇さえあれば映画ばかり観ていた。お陰で沢山楽しめたと同時に座ってばかりいたので太ってしまった。
6月3日で切れるのでまだ少し観る事が出来る。さて最後は何にしようか・・・。
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