遠征記

遠征と言っても何の為の遠征かと言うと、このブログで何度か書いている雷魚の話である。

雷魚と言うと地方に住んでいる人にとっては、それ程珍しくない魚かも知れないが、昭和の頃ならいざ知らず、現在では生息している箇所は限られている。しかも水草などが沢山繁茂した自然豊かな場所で、更にはある程度の雷魚の数やサイズまで見込めるフィールドとなると、ホントに少ない。
したがって全国にいる雷魚マンの多くは、地元には無いそういったフィールドを求めて他県や他の地方に遠征に出ている人が多くいる。

もちろん私もその一人で、機会こそ以前より減ったものの、理想を求めて今シーズンは全て日帰りだが何回か遠征に行った。
ただそういった夢の世界を求めて深夜の高速道路走り、高速代やガソリン代やら多くの出費を伴いながら実行する訳だが、現実は甘くない。

なぜなら私が知っているようなフィールドは、その地元の人間は元より、他の地方の雷魚マンも必ず誰かは知っているからだ。
つまりは多くの釣り人により日頃から叩かれているので、雷魚は警戒心が強い。
つまりはそうそう簡単に釣れる訳では無いのだ。

ではそのような状況でどうすれば釣れるのか?
理想はそこに何度も通って、フィールド状況を把握し、ここぞと思えるタイミングとポイントで決め打ちが出来るとよい。
が、自宅から何時間も掛けて行かなければならない場所でそれは不可能だ。

従って毎回「出たとこ勝負」となる。
結局の所は、釣行の一週間前から現地の天気をチェックすることにより、当日の気温、湿度、風力、風向きから活性を予測し、現地に着いたらカバーの状態や魚の動きを観察して作戦を立てるという感じだ。

と書くと何だか聞こえは良いのだが、やはり釣るのは難しい・・・。

今年は数回遠征に行ったのだが、1本も釣ることは出来なかった。
自分がヘタクソ過ぎて情けない限りだが、今年は今年で経験した事を来シーズン以降に繋げていけば良い。

来年は開幕と共にスタートダッシュが出来るよう準備をしておこう(^^)/

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